
寒がりさんにはオススメできない
メリットが沢山ありそうなオイルヒーターですが、元オイルヒーターユーザーから言わせれば「高い電気代を払ってるにも関わらず大して温まらない使い勝手の悪い暖房器具」といった印象です。
「暖かくて良い暖房器具」と親にオススメされて購入しましたが、人生の中でトップクラスに買わなきゃよかったと思った家電でもあります。
既に手放してしまったので、使っていたオイルヒーター実物の写真はありませんが、購入して家電失敗談を語っていこうと思います。
電気代を食う割に暖まりにくい家電…それが『オイルヒーター』

お金を払っているのに、暖まりにくいの家電の1つがオイルヒーターです。購入した良いものの、その電気代の高さから埃を被りタンスの肥やしに数年…最終的には手放した暖房器具。電気代高いのに暖かくならないって何のためにお金を使っているのかわからなくなります。
オイルヒーターの即暖性は皆無
オイルヒーターのメリットは空気が汚れない・乾燥しない等のメリットはありますが、暖房器具として一番見失ってはいけない暖房性能は著しく低い家電です。
消費電力の高さ x 長時間稼働

オイルヒーターと検索すると、『電気代』『消費電力』『時間がかかる』といったサジェストが出てきます。やはり皆が思うこと・感じることは同じなのだろう。電気代が高くなる理由は主に次の2が挙げられます。
- 消費電力が高い
- 長時間稼働
オイルヒーターは一般的に500W~1200Wの消費電力と言われています。どのシーズンに使うかにもよりますが、冬であれば最大出力の1200W一択。ドライヤーや業務用の電子レンジを常に稼働し続けてるのと同じ出力です。

オイルヒーター本体が暖かくなり始めるのは15-20分。そこから部屋を温め始めますので最低でも1時間かかる。真冬の冷え切った部屋なんかでは2時間稼働し続けても肌寒い事もあります。
部屋が温まれば節電運転も可能
エアコンであれば、一気に部屋を温め、室温維持では節電運転となり、電気と室温の効率は良いと言えます。その反面、部屋を暖めるのに時間がかかるオイルヒーターは節電運転するまでに時間がかかるので、フルパワー稼働の時間がどうしても多くなります。
そもそもの消費電力が高い上、フルパワー稼働の時間が多く、節電運転までの道のりが長い。故に電気代が高くなりやすい家電なのです。
節電を意識するならオイルヒーターは除外

節電を意識して暖房器具選びをするならばオイルヒーターは真っ先に除外することをオススメします。高出力x長時間利用となり、電気代が高くなります。
オイルヒーターは『部屋全体を暖める家電』に分類されるため、長時間での利用が必須となります。あくまでも電気代だけを見るなら、エアコンの方が効率的といえます。
- 部屋全体を暖める家電
- 局所的に暖める家電
エアコンでは立ち上がりこそ電気消費量は多いですが、室温を一気に高めることができます。その後は節電運転で稼動し続けることとなります。最新モデルではより効率的で消費電力も低く抑えられることでしょう。
オイルヒーターでは部屋が暖まるまでフルパワーで稼働。節電運転開始までの道のりが長いのです。
3物件でオイルヒーターを利用
実家

使用部屋:6畳の自室
初めてオイルヒーターを購入し使用したのは実家の自室でした。明け方が冷える地域に住んでいたので、朝起床時に部屋が暖かくなるようタイマーをセットし使用していました。
温まりはするのですが思ったほど暖かくはありません。ぬるい室温という感じです。起床時以外も使用しましたが、ぬるい室温からは脱却しません。寒がりの自分としては、もう1レベル暖かさ欲しいところ。
実家ではオイルヒーターよりも速暖性が優れるハロゲンヒーターで暖を取っていました。
賃貸アパート①(初めての一人暮らし)
使用物件:約20平米のワンルーム
千葉県浦安市で初めて一人暮らしをした際に、オイルヒーターも実家から持ってきました。使うタイミングは実家暮らしと同じく、朝の起床時と普段の暖房器具として。
冬の朝は実家よりも浦安の方が若干暖かいと感じていたので、オイルヒーターにあまり頼らず過ごすことができました。やはりここでも、オイルヒーターの出番は少なくエアコン・ハロゲンヒーターに頼っていました。
賃貸アパート③(現場仕事のために引っ越したアパート)
物件:約30平米の1LDK
寝室として利用していた4.5帖の部屋でオイルヒーターを使用していました。当時は現場仕事をしていたので、とにかく朝が早い。そして冬の朝が非常に苦手。実はこの時、身も心もへとへとな状態でした。なので、朝の寒さというストレスからも逃れたいと思いガッツリ起床時にオイルヒーターを使用していました。ほんわかとは暖かくなりますが、高い電気代がネックとなり冬場は電気毛布の利用へ切り替えオイルヒーターの出番は少なかったです。
賃貸アパート④(同棲~結婚:オイルヒーターを手放す)
使用部屋:6畳の寝室
当時付き合っていた彼女と同棲する事が決まり新居へ引っ越しました。こちらの物件でも6帖の寝室(和室)でオイルヒーターを活用。冬朝を暖かく迎えたいと思い改めて活用。何と無くわかっていましたが、あんまり暖かくはならないので、数回使用して終わり。基本は電気毛布を利用がメインで冬を超す生活スタイルとなりました。
いくつかの物件でオイルヒーターを活用しましたが、毎回オイルヒーターを使用しても肌寒さを無くすことはできなかったので手放すことをここで決意。
壁面の2口コンセントを独り占め

多くのオイルヒーターは壁面コンセントから電源を取ることを推奨しています(延長コード非推奨)。壁面コンセントの多くは2口タイプが多いですが、他の家電との併用は控えるような記載があります。
壁に2口あっても「1口あけてオイルヒーター専用で使って」という、なんとも意地悪な縛りプレイを強いらせてきます。(安全を考えたら仕方ない…)
壁面2口コンセントをオイルヒーターが独占する
まぁ~このコンセント縛りには悩まされました。だって使い勝手の良いコンセントは先客で埋まってますから。
『少しぐらい大丈夫だろう…』という気持ちで、注意書きを無視して他の家電・器具と併用する事もオススメはできません。異常発熱から火災になる恐れもあります。

基本的にオイルヒーターは出力が大きいので、安全を考慮した結果だとは思います。ですが2口コンセントが家電1つで埋まるのは…お世辞にも使いがってが良いとは言えません。コンセント縛りもタンスの肥やしになった要因の一つ。使いづらいが故に結局使わなくなりました。
メーカーや商品でも異なりますので、オイルヒーター検討者なら、メーカーページでコンセント縛りの有無・どの壁面コンセントを使うか?
購入後の使い勝手影響を及ぼすので、事前確認をオススメします。
オイルヒーターのメリット

空気が汚れにくい・乾燥しにくい
石油ストーブのよう空気を燃焼させ無いので一酸化炭素が出ることはありません。エアコンほど空気は乾燥しにくいです。よく「オイルヒーターは乾燥しない」と言われていますが乾燥はしますので注意が必要です。
空気中の水分量が変わらず室温が上昇すれば、相対的に湿度が下がり空気は乾燥します。オイルヒーターでは室温の上がりが非常に緩やか。エアコンは一気に室温を上げる事ができますので、相対的に乾燥しにくい暖房器具と言えます。
静音性が高い
オイルヒーターはファンを回して暖かい空気を送り出す事はありませんので、運転音は非常に静かな暖房器具です。稼働中はたまにパチっと音がなりますが、気にならない程度です。常に鳴るわけでも無いので、非常に静音性に優れた家電と言えます。
お手入れが簡単
オイルヒーターは中のオイルを交換する事無く使えます。本体のパネル部分に埃が溜まりやすいので掃除が必要です。パーツを取り外して洗浄する事もないので、定期的に本体の拭き掃除をするだけでメンテナンスは完了します。埃の掃除を怠ると加熱の原因になるので定期的な清掃は忘れれずに行いましょう。
安全性が高い
オイルヒーターは火を使わず電気の力で温めますので、安全性が高いと言えます。ストーブであれば発熱部分に手を触れると一瞬で火傷します。目が離せない小さなお子様がいるご家庭では気が気ではないでしょう。私自身も幼少期ストーブでヤギとした経験があります。また、点灯時の電源オフや加熱防止スイッチなどの安全装置が搭載されていますので、万が一の時でも安心して使えます。
オイルヒーターオススメする人

冷たい言い方になりますが、オイルヒーターは暖かさを犠牲にして暖かさ以外のメリットを享受する暖房器具と考えて良いでしょう。数年使って実感しました。「輻射熱で〜」と暖まるアピールをしていますが想像以上に暖まりません。ある程度の寒さに耐性がある人。そして電気代が高くなっても大丈夫!こんな人はオススメできます。
オイルヒーターは暖かさを犠牲にしているからこそ得られるメリットがあります。今の生活環境・状況において、例えば小さなお子様がいるので空気を汚したくない・乾燥させたくない…など、そのメリットが今一番欲しい!と言うならばオイルヒーターはオススメです。その人にとって節電・節約以上の価値がでてくるためです。
また、最近の住宅では断熱性・気密性が高い物件も増えてきています。オイルヒーターを活用しても暖かくなりやすく、冷えにくい。省エネレベルが高い住宅ではオイルヒーターを活用する価値はありそうです。
まとめ
オイルヒーターは他の暖房器具と比べ電気代が高くなる傾向があります。なので節電・節約を意識するなば個人的にはオススメできない暖房器具でした。高い電気代を払う割に暖房性能はあまり高くありません。自分みたいに寒さに弱い人間からすると、ちょっと納得のできない暖房器具でもあります。
しかし暖房性能が低いからこそ得られるメリットもあります。そのメリットと電気代を天秤にかけ、メリットの方が上に来るならばオイルヒーターの導入を検討しても良いかもしれません。省エネ性能が高い物件では暖まりやすく冷えにくい家の作りなので、オイルヒーターの導入はしやすい環境でもあります。
オイルヒーターに関しては高い電気代と暖まりにくいという2大デメリットがあるので、このデメリットが小さくなる物件住んでいるとかデメリットを凌駕するメリットを感じているなどなければ、他の暖房器具に頼った方が良いかと思います。これが使ってみた感想です。