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■シンテーゼシリーズの全て、elfシューズの特徴と選び方

2023年5月25日

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nico

シリーズが多くてよく分からない!!

有名ライディングシューズメーカーの1つにelfというメーカーがあります。
このメーカーが出しているSYNTHESEシリーズは14だとか15とか…数字だけ見ても、その違いや特徴はわかりません。
『数字が大きいシューズを買えば良い』と安直に考えると失敗します。

初めてこのメーカーの名前を聞いた人『elfってどんな会社なの??大丈夫なの?』は不安に感じると思います。

elfという会社を簡単にまとめた上で、この会社が出しているライディングシューズの特徴をまとめた記事となっています。

elfは世界規模の会社

改めてelfという会社について調べてみたが奥が深い。
あまりにも企業規模が大きいため、ここでは手短に説明していきます。

大本は『トタルエナジーズ』という会社で、原油や天然ガスの採掘を行い、世界で17000箇所のガソリンスタンドを展開している会社です。そのため、elfはオイル系に強い会社で、商品展開にもオイルの名前が連なっています。

elfの商品展開

  • エンジンオイル(二輪・四輪)、燃料添加剤、
  • レース用のエンジンオイル・ガソリン
  • シューズ
  • ライディングウェア

レッドバロンでバイクのオイルリザーブシステムに採用されているオイルがまさにelf製となります。

オイルリザーブシステムって格安なのも魅力の1つです。どこぞの変なエンジンオイルを格安で提供しているわけではなく、レッドバロンは実績のある企業からちゃんとしたオイルを仕入れて活用していることになります。

安価な理由は、世界を股にかけてオイル製造しているからこそ、大量生産によるコストダウンがはかられている…からなのかもしれません。

シンテーゼシューズとは?

elfは企業規模が大きく、オイル系が得意な会社だとお伝えしました。

オイル系以外にも、ライディングシューズも手掛けており、その商品がSynthese(シンテーゼ)となります。2024年で30年を迎えるライディングシューズとしても歴史を誇るシリーズとなります。

防水性を高めたシューズ、ローカットモデルのシューズ、通気性を高めたシューズの3種類を展開しています。

elfシューズの商品展開

  • 雨でも安心、快適な透湿防水モデル:WATER PROOF シリーズ
  • 履きやすさと“くるぶし”の保護を両立:LOW CUT SNEAKER シリーズ
  • 通気性と基本性能を高い:VENTILATION シリーズ

雨でも大丈夫WATER PROOF

参照:ELS17

このシリーズの特徴は防水仕様のため急な雨でも足元を守ってくれます。

シューズ内が蒸れないよう透湿防水設計になっているので快適性も備えつつ、ハイカットシューズなので、踝の保護にも一役買うことでしょう。グリップ力も申し分なく、総合得点が高い1足となっています。

そして、ELS17とEL014の2種類のシューズ展開されていますが、違いは固定方法のみ。

ELS17はワイヤーで足を固定

ダイヤルをカチカチ回すだけで緩んだり、締まったりと無段階で調節可能なシューズとなっています。なので、シューズの着脱がゴツい割に容易といった特徴があげられます。

EL014は、バックルとマジックテープで足を固定

バックルは2段階の調節となり、がっちりと足をホールドしてくれます。
そのため、強いフィット感を味わえるのも特徴的と言えるでしょう。

シューズの性能面に違いは無いので、ELS17が上位モデル、EL014が下位モデルとイメージで差し支えありません。価格差は約3000円程度です。3000円差を安いとは言いませんが、余裕があるなら上位モデルを購入すると良いでしょう。

EL014のレビュー記事もありますので、よければお読み下さい。

合わせて読む

こんな人におすすめ!

  • 防水設計シューズ
  • 泊りがけでツーリングを考えている人
  • 万能シューズが欲しい

LOW CUT SNEAKERの特徴

参照:EL016

ハイカットが多い中、ローカットとは珍しい。日常使いができそうな見た目が特徴的なシューズ。そんな見た目とは裏腹に、ローカットモデルとは言え踝の保護に手が行き届いてる1足。転倒時や足がバイクの下敷きなると踝が裸の状態では血だらけになります。

このシリーズではEL016、EL013の2種類が発売されており、WATER PROOFシリーズ同様、違いはシューズの固定方法のみ。

EL016はワイヤーで足を固定

EL013はマジックテープで足を固定

シューズの性能面に違いは無いので、EL016が上位モデル、EL013が下位モデルとイメージで差し支えありません。価格差は約3000円程度と金額差も少ない。

ハイカットシューズ特有の履きにくさと、特有のライディングシューズ感が好きになれない…そんな人にもオススメできるモデルです。

服装とも調和が取れやすいく、ツーリング先で観光も楽しみたい人にはオススメのシューズとなっています。シューズの取り回しもストレスなくできることでしょう。

こんな人におすすめ!

  • ハイカットシューズ or ゴツいシューズが嫌い
  • ツーリング先でも観光を楽しみたい方
  • 服装との組み合わせも意識したい

通気性が良いVENTILATION

参照:EL015

ベンチレーション機能に特化したシューズです。通気性が高いため、真夏時の使用には向いている1足になります。
その反面、冬時期や雨天時での使用は厳しい作りとなっております、

濡れやすく寒風に当たりやすい

EL015はバックルとマジックテープで固定する形式となります。EL014と見た目がかなり似ているので購入時は間違えないよう気をつけましょう。

EXA11はバイクも車も両方運転したいという人向けのシューズです。
バイク特化ではなくバイクも車も両方運転できる設計となっていますので、両方運転するけどシューズは1足にまとめたい方向けです。

こんな人におすすめ!

  • 通気性に特化したシューズを求めている人
  • 一日でバイクと車両方運転する事がある人

固定方法とシューズの対応表

WATER PROOFLOW CUT SNEAKERVENTILATION
BOAフィットシステム
+
マジックテープ
○(ELS17)xx
バックル
+
マジックテープ
○(EL014)x○(EL015)
BOAフィットシステム
のみ
x○(EL016)x
マジックテープのみx○(EL013)x

+
マジックテープ
xx○(EXA11)

足への固定方式でシューズ選びをしたい人もいるかと思い、上記の表にまとめてみました。(BOAフィットシステム=ワイヤー固定方式)

ワイヤー方式希望:ELS17、EL016

ワイヤー固定は不要:EL014、EL013、EL015

こんな感じでシューズを絞り込むことができます。
EXA11は少々特殊なので、車を運転しない人は基本除外してもらって、シューズの絞り込みを行うと良いでしょう。

シューズのカラーバリエーション

シリーズ種類カラーリング
WATER PROOFELS17コヨーテ、ホワイト、レッド、ブラック、ミリタリー、グリーン
 ⇒3 or 6色展開EL014ホワイト/レッド、ブラック、グリーン
LOW CUT SNEAKEREL016ブラック/ホワイト、レッド、ブルー、グレー、ブラック、ホワイト、グリーン
 ⇒3 or 7色展開EL013ホワイト/ブラック、ブラック、グリーン
VENTILATIONEL015ブラック、グリーン
 ⇒2 or 3色展開EXA11ホワイト/ブラック、ブラック、レッド

シューズにおいてカラーリングは非常に重要です。
自分が好きな色のシューズを履くと、おのずとテンションも上がるものです。

タウンユースでも履けるEL016や、突然の雨にも対応できるELS17はカラー展開も多く、服装や自分の好きな色を見つけやすい特徴があります。

この2種類以外は万人受けするカラー展開となっていますので、色で個性を出したい人からすると物足りないことでしょう。

とは言えデザイン性は高いと思いますので無難なカラーリングだとしても服装とのミスマッチなどは起こりにくいかと思います。

シンテーゼ14と15の違い

EL014を購入する際に、あまりにも見た目がEL015と似ていおり混乱をしたので、その違いを解説していこうと思います。

両者の違いを一言で表すならば、通気性能の違いにあります。

EL015はメッシュ素材が使われており、通気性が高く、シューズ内は蒸れにくい仕様になっています。
その反面、雨に弱く、冬のツーリングでは足が冷えやすいといった特徴を持ち合わせています。

対してEL014は防水性能が優れており、突然の雨にも対応でき、真冬のツーリングでも寒風が足先にふれることはありません。

両者のシューズ特性は全く異なるにも関わらず、シューズの形状が似ていることから、誤って逆のシューズを選択してしまう可能性もあります。購入前にもう一度確認して見ることをオススメします。

オススメはELS17

悩ましい部分もありますが、もし1足オススメするならば…

ELS017

ライディングシューズはそこそこ良い値段しますので、複数足揃える事自体が大変なのです。

仕事もありますし、毎日ツーリングってわけにも行きません。ライディングシューズを使う頻度も限られることでしょう。
2足3足も状況やシーズンを考慮して買っておくのは金銭的にも辛いところがあります。

どんな環境下でも対応できる万能シューズが良い

それがELS017となります。突然の雨にも対応でき、踝が露出すること無く守られます。
ハイカットという構造上、少々履きにくさがでてしまいますが、そこはワイヤー固定式を取ることで手間を軽減することができます。

初めてのライディングシューズ選び、新しいシューズを再購入したい。
いずれの人にもオススメできる1足です。

お財布事情も考え、もう少し出費を抑えたいならば、EL014もオススメです。
ELS17と機能性は全く同じです。シューズの固定方法が違うだけですし、自分もこちらのシューズを使っています。

まとめ

elfのライディングシューズはシリーズ毎によって機能性が異なりました。また、このシューズを作っている会社も非常に大きな会社であり、歴史のある企業というのも分かりました。

ライディングシューズは何足も購入することは難しくもあります。そのため、万能シューズとして1足欲しい人、既にライディングシューズを所有しており、機能性を有したシューズがもう1足欲しい人にもオススメできるシューズとなっております。

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