スニーカーでも運転できるのに、わざわざライディングシューズ買う必要ある?
2022年の10月にシューズを購入し、この記事をリライトしているのが2024年12月。
丸2年このシューズとツーリングを共にしてきたので、そこを踏まえ記事の加筆・修正しています。
バイクは楽しい乗り物ですが、不安もつきもの。
事故はもちろん、転倒・立ち転け、こういったトラブルもつきものです。
こうした不安を少なくし、万が一のトラブルから足を守ってくれるのがライディングシューズの役割です。
2年の使用感を記載しつつ、良い点も悪い点も書いていますので、シューズの購入を検討している人は参考にしみて下さい。
購入の決め手
車と接触することだけがバイク事故とは限りません。立ちゴケ・カーブが曲がり切れず転倒、これもバイク事故となります。また、ライディングシューズは高く、気軽に何足もシューズは買えません。
そのためシューズの購入には、防御力も高く、1足である程度の環境に対応できるシューズが良いと考えていました。
シューズに求めた条件
- 足首・踝を保護したいためハイカットを希望
- 防水機能をあり
『備えあれば憂いなし』のハイカットタイプ希望で、ツーリング先の急な天候に対応できる防水性が高いモデルを探していましたので、ちょうど良いシューズとしてelfのEL014があり、こちらのシューズを購入しました。
履いた時の安心感が最強
履いて分かる安心感
「踝部分まで足全体が守られている」と一瞬で実感させてくれます。
全体的に集めの生地の作りなので、転倒時の足の衝撃も防いでくれます。踵も厚めなので、硬いものを踏み込んだとしても素足へのダメージも軽減してくるでしょう。
さすがはライディングシューズ、防御力が高い
靴擦れでさえストレスを感じるのに、事故で足を怪我をしてしまったら…ストレスの値の上限突破は火を見るよりも明らかでしょう。車体は無事でも足がダメなら、自走で帰宅も夢のまた夢。
日本人の足に合う、良好な履き心地
足へのフィット感を含め、履き心地は良好です。
普段履きのサイズでelfシューズで違和感なく履けたので日本人の足に馴染みやすい作りだと感じます。
日本人の足は特徴的
- 幅広で甲が高い
例えば、欧米人の足型に合わせて作られているナイキシューズは、日本人の足にフィットしにくい作りになってます。
シューズのフィット感は運転に直結しますので、ナイキシューズのように「足に合わないな…」をライディングシューズでおこしてはいけません。
elfであれば普段から丁度良いと思っているサイズを購入すれば、そうそうハズレはないメーカーと言えるでしょう。
2年使用した姿、作りが強いシューズだと実感
画像のシューズは2年使用した写真です。
まぁまぁ汚れていますが、シューズとしてはまだまだ現役。捨てるにはまだ早い。
さすがに2年も使っていたらそこそこツーリングには出かけており、夏も冬もこのシューズを使用しています。その上で頑丈な作りだなと改めて実感します。
作りも丈夫で、シューズをへたらせるにはかなりの時間が必要
写真では使用感がかなりでていますが、ヘタリは一切ありません。
ここまで高寿命であるならば、教習所時代から購入しても後悔はないバイクアイテムと言えます。
長期間使うことでコストパフォーマンスも高くする事ができます。シューズは消耗品ではありますが、長寿命なので以下に長く使い続けられるか?が肝になってきます。
『教習所卒業 ⇒ バイク購入 ⇒ 数年経過してシューズ購入』と時間を要するより、早いうちからシューズを買い、気長に使用し続ける。これがお金も、精神面も、事故ったとしても、全てに優しい買い方となります。
しかしながら、ライディングシューズは安い買い物ではありません。スニーカーでバイクを乗る場合はこちらの記事も参考にして下さい。
肝心なシフト操作は、慣れれば気にならない
シフト操作は慣れれば気になりません。特にシフトダウンの時です。全体的に厚めの作りなので…足裏も例外なく厚めの作りになっています。
と、いうことは、足裏の感覚は鈍くなり、操作性も鈍ります。
具体的にどんな鈍り方なのか??
シフトダウンの時に、ちょっと踏み込み過ぎてしまう。
いうてもこの程度の問題です。
シフトダウンができないって事は無いので、その点は安心して下さい。
数回操作すれば、丁度良い踏み込み加減が自然と身につきます。なので、あまり気にしない。これで良いです。
2輪の免許を取得する方が圧倒的に難しいです。だから大丈夫!無問題。
雨風にも耐えられる
さすが防水性を謳っているライディングシューズ。雨が降っても安心感があり、走行風も感じることはありません。
特に、走行風が悪魔と化す真冬は真価を発揮します。つま先のかじかみ知らず。
かといって真夏も足元が蒸れる事もありません。
透湿防水機能も有しており、靴内部の蒸れも防止してくれるため、夏場のツーリングでも快適。
オフシーズンがないシューズ
ツーリング中にで天候が崩れると最悪です。特に、ツーリングスポットが多い山道は天候が変わりやすいのも特徴的。
雨粒で視界が悪くなり、路面もスリップしやすい。カーブも及び腰になったりと、雨は多方面に支障をきたします。だから事故りやすい。
足が濡れても運転に集中できるのは、想像以上に価値が高い
バイク操作のは分は下半身で行いますので、足元の心配事を減らせるのは、精神的にも肉体的にも心強い。
雨でシューズがグズグズの状態を想像してみ下さい。不快の極みです。そんなストレスを軽減してくれます。
そもそも足を守る価値とは?
事故を起こさないよう気をつけるのは当然ですが、仮に事故ってもダメージを最小限にする。この考えがバイク乗りには大事です。その上で足を守る価値は次の2つがあげられます。
ポイント
- 事故時の足へのダメージを軽減する
- 後遺症の抑止
バイク操作の半分は足元(ブレーキングやシフト操作)で行います。ニーグリップも足の力が必要不可欠でしょう。
事故って下半身にダメージを負ってしまうと、その時点でバイクの運転は不可能となります。
足を怪我すると、自走で帰路につく事が不可能
大抵のツーリングスポットは人気がない自然豊かな場所。下手したら人通りも少ないでしょう。
このような場所でバイクの単独事故を起すと、助けを呼んでも時間がかかります。自走できる状態であれば、選択肢が増えることで、もう少し柔軟に対応すること可能です。
足の怪我がひどいと後遺症の残す恐れもあります。
バイクの運転以外にも、日常生活も不便になるでしょう。ライディングシューズを履いたからと言って、後遺症の発症を100%防げる訳ではありませんが、怪我のレベルを1つは下げてくれることでしょう。
ライディングシューズ履いてても、安全運転は必須
後遺症は肉体的にも精神的にも辛いことでしょう。この種の不安は0にはできませんが、少なくすることは可能です。
自分や家族のため、物理的・精神的ダメージを軽減できるので、足を保護する価値は高いと言えます。
脱ぎ履きが頻繁にあると面倒
このシューズの一番面倒くさい瞬間は、忘れ物をして家の中に戻る時です。バックル外して、マジックテープ外して、ハイカットだから脱ぐのにモゾモゾっとします。
足元をかっちり固定する分、『脱ぐ/履く』に手間がかかる
家の前にバイクを駐車しているので、ツーリング準備中はサンダル。
一番最後にライディングシューズを履き、鍵を占めて出発。
面倒感はツーリング準備中の話であって、バイクで走り出してしまえば面倒と感じることはありません。
外出先で靴を『脱ぐ/履く』の動作はかなり少ないですからね。
あと、シューズ自体は履きやすいので、その点はご安心を。
着地の心地良さは微妙
シューズ裏が厚目に作られているため、着地は少し固く感じます。これはメリットの裏返し、作りがしっかりしている証拠でもあります。
歩き心地は、流石にスニーカーに分があり
ツーリング先で出歩く事もありますが、その程度であれば全く問題ありません。
とはいえ、ツーリング先でウォーキングや登山など、歩く距離が長い場合は専用のシューズを持参した方が無難でしょう。
見た目はどうしてもゴツくなる
ハイカットで頑丈な作り、各所にプロテクターが内蔵されているシューズです。
ゴツく無いわけがありません。
人によっては(僕もですが)ゴツいのが好き!っという人もいれば、スタイリッシュさを追い求めている方もいるでしょう。
ハイカットシューズは好きだけど、ライディングシューズ感が全面に出ている感じが苦手…そんな方もいるはず。
ローカットではるが、くるぶしの保護にも対応!
ハイカットタイプが嫌だ/もう少しマイルドな感じのシューズが良い方は、ローカットタイプのシューズが同じシリーズで発売されてますので、こちらを選ぶと良いでしょう。
性能は申し分なし、これ一足持ってれば十分
足を守ってくれる性能面、気候・環境に左右されにくい1足でもあります。
どの場面でも活躍してくれる事間違い無し
ライディングシューズが安ければ、多方面に特化したシューズを複数所有し、その時々にあったシューズを履いてツーリングに出かける事も可能ですが…難しいでしょう。普通に高いです。
だからこそ、どの場面でも活躍の期待が見込めるオールマイティーな1足を持ち合わせていると、活躍の場が広く有効的に使用することができます。
初めてライディングシューズの購入を検討している人も、既にライディングシューズを活用している人にもオススメできる1足でもあります。
まとめ
シューズのとしての作りは丈夫であり、季節や環境によって履き替える必要もないライディングシューズでした。
丈夫な作りで全体の作りが厚めに作られているからこそ、シフト操作・着地の心地よさに影響はでてきますが、しっかりとした作りの裏返しでもあります。
足を守る事で、事故った時でも自走して帰れますし、後遺症のリスクも減らす事ができます。
初めてのライディングシューズ・バイクに乗り慣れている人、どちらの方にでもオススメできるのシューズです。
安心・安全なバイクライフのお供に、足元からこだわって見てはいかだでしょうか。