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ヘルメットのシールドは奥深い!状況に応じたシールドを選ぼう【フルフェイスヘルメット】

2023年3月11日

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nico

ヘルメットのシールドって実は縁の下の力持ち

「ヘルメットのシールドはどれを選んでも同じでしょ!」ではありません。
「カッコいいからミラーシールドしか使いたくない!」も残念ながら良いとは言えません。

シールドにも種類があり、それぞれに長所・短所がちゃんと存在しています。
シールドの長所・短所を理解した上で、適切に使いこなす事ができれば、バイク最悪のシナリオである事故から身を守ってくれます。

ヘルメット本体を選ぶのに時間をかけている方が多いと思いますが、せっかくならシールドの選択にも時間をかけてこだわっていきましょう!

チェック

  • シールドの役割が分かる
  • シールドの種類と特徴を掴める
  • 各シールドの適切な使用場面が分かる

シールドの役割

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気が付かないだけで、色んな物から顔面を守ってくれてるのがヘルメットシールド

虫や砂・石、走行中の飛来物から顔を守る(シールド全般)

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まずは、物理的な飛来物から守ってくれる!

バイクの運転は着の身着のままで運転するため、ライダーは飛来物に弱い生き物です。車に乗っていると意外と気が付きませんが、虫や小石・砂は意外と飛んできます

何度かツーリングに行くとわかりますが、シールドに細かな傷が徐々に増えて行きます。その飛来物から顔面を保護してくれ役割を担っています。

防風、防雨対策(シールド全般)

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雨・風防止もお任せあれ!

真冬に自転車で坂道を下ると、涙目になりますよね。自転車ならマシですが、バイク走行中は涙を拭うことはできませんから、涙目になること自体危険です。

雨も同様で、顔面水浸しの常態で走行するのは危険なのは想像に容易いですよね。これらの危険から守ってくれるのもシールドの恩恵です。

太陽光から守る(スモーク・ミラーシールド)

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太陽光から顔面を守ってくれる!

時には太陽が敵になる場面もあります。それが逆光です。

この眩しさから目を守ってくれるのが、スモークシールド・ミラーシールドになります(ヘルメットにバイザーが備わっていればクリアシールドでも対処できます)。

逆光はかなり怖いです。視界が潰れるのであたり前です。
目が開けられなくなり(厳密には細目の状態)、視界が真っ白く(ぽく)なります。太陽を直視した常態と全く同じです。

  • カーブが続く道
  • 初めての道
  • バイク初心者で運転慣れしてない

これらに当てはまったら注意して運転しましょう。
特に冬場は太陽が登る位置が低いので、逆光になりやすい季節でもあります。

プライバシーを守る(スモーク・ミラーシールド)

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プライバシーも守ってくれる

濃いめのスモークシールド・ミラーシールド限定の話ですが、外から自分の顔を見えづらくする事ができます。信号待ちで通行人、ほかドライバーのからプライバシーを守ってくれます。

特に、動画でバイクの魅力を発信しているモトブロガーはプライバシー対策としてミラーシールドを好んで使用しています。

シールドの種類

クリアシールド

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視認性最強!けど、ちょっとダサい…

最も一般的なヘルメットシールドであり、一番視認性が高いシールドになります。

日中でも夜間でも問題なく使えるオールマイティーなシールドですが、初心者感が出てしまうので、カッコよくはありません。太陽光を遮る手段が全くありませんので、逆光に弱いといった特性を持ち合わせています。

スモークシールド

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スモークの度合いも選べる!

グレーみががかった、半透明のシールドになります。グレーの濃さも選ぶことができます。例えば、OGKのヘルメットでは、ライトスモーク、ミディアムスモーク、スモークの3種類から選択できます。

半透明のため日中帯での仕様は問題ないですが、夜間帯の使用は控えが方が良いことでしょう。

ミラーシールド

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バイク系ユーチューバ御用達シールド。
光を一番通さないシールド!顔バレ防止にも繋がる!

表面が鏡(ミラー)のような加工がされているシールドになります。

他のシールド比較して、太陽光を一番遮ってくれますので、日差しが強い季節・日中で使用すると良いでしょう。強力に太陽光を遮ってくれる反面、視認性が落ちるため夜間走行には向きません

ミラー加工の特徴で、外部から自分の顔が見えなく(マジックミラーみたいなもの)なります。顔出しを嫌うモトブロガーはミラーシールドを好んで使用しています。

ヘルメットを被ると視界も狭まりその上視認性も落ちますので、使用状況はきちんと考えなくてはなりませんが、カッコよく使いたくなるデザインでもあります。

視認性による安全性はクリアシールドが最強

言わずもがな、クリアシールドが視認性最強です。安全運転を求めるならクリアシールド一択になってきます。

視認性が悪いと「認識⇒回避」までの時間が遅れることになります。これは由々しき事態。

夜間走時にはスモークシールド・ミラーシールドをつけるのは控えましょう。暗さに暗さを足しても意味がありません。夜間は絶対にクリアシールドです。

逆光に弱いといった弱点がありますが、バイザー付きのヘルメットを選択することで対策を施しましょう。

ヘルメットにバイザー機能がない時にスモークシールド!

ヘルメットの種類によってはバイザー機能を有していないタイプもあります。その時の逆光対策に役立つのがスモークシールドになります。

クリアシールドでは逆光対策にはならない、ミラーシールドでは暗すぎる」この悩みを良い塩梅で解決してくれます。

「薄め~濃い目」とスモーク度合いが選べますが、なるべく「薄~中」を選ぶようにしましょう。逆光対策は冬場がメインシーズンになってきます。

昼に帰宅できるツーリングコースであれば良いのですが、夕方より遅くなる可能性がある場合、強めのスモークでは危険を伴います。

カッコいいミラーシールドは夏!!

ミラーシールドをプライバシー保護&太陽光対策で使用している方は少数派だと思います。「カッコいいからミラーシールドを使う!」って人が大多数を締めていると(勝手にですが)思いっています(笑)

自分もミラーシールドはカッコいいっと感じますもん…

ミラーシールドには安全運転には欠かせない視認性を著しく落としてしまうという、大きなデメリットが存在します。スポーツ選手が肘や肩に爆弾を抱えた状態で競技に挑んでいるのと対して変わりません。

それでも「カッコいいから使いたい!」ですよね。人間の欲求は果てしないものですが、欲があるからこそ楽しめていると同時に思います。

安全性を最大限高めた上で使用できる状況は、日照時間が長く日差しが強い、夏の時期(夜間は除く)に使い倒しましょう。

まとめ

クリアシールド・スモークシールド・ミラーシールド、それぞれの特徴を見てきました。

シールドを暗くする意味はあまりないのですが、逆光対策・カッコよさ(テンション上がりますよね)において、シールドバリエーションがいくつか存在しています。

使う場面を間違わなければ、事故から身を守ってくれます。
たかがシールドと思わず、きちんと向き合うあって安全なバイクライフの一助にして下さい!

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